娘が描いた原案が、AIで公式マスコットになるまで
2026年7月23日
このチャンネルのマスコット——ヘッドホンをつけたレモンの子。実はこの子、私が娘に「キャラクターの原案を描いて」とお願いして描いてもらった、一枚のラフスケッチから生まれました。今日はその話をさせてください。
始まりは、一枚の手描き
ある日、私は娘に「チャンネルのキャラクター、ラフでいいから原案を描いてくれない?」と頼んでみました。しばらくして「できたよ」と見せてくれたのが、この一枚です。
ぷっくりしたレモンの体に、赤いほっぺ。まわりにレモンの輪切りが浮かんでいて、グレーのパーカーを着ています。あくまで"原案"としてラフに描いてもらったので、線は勢いのある、ざっくりしたタッチです。でも、キャラクターの芯——どんな姿で、どんな雰囲気の子か——は、この一枚にしっかり詰まっていました。この素朴であたたかい味は、AIにゼロから描かせても絶対に出せないな、と思いました。
AIに「清書」してもらう
そこで考えたのが、「この絵の魅力はそのままに、アイコンとして使える形に整えてもらえないか」ということ。絵を描き直すのではなく、あくまで娘の原案を"清書"するイメージです。
やったことは単純で、娘の原画をそのままAI(ChatGPT)に見せて、こうお願いしました。
「この子どもが描いたキャラクターの、丸いレモンの体・赤いほっぺ・ゆるい雰囲気はそのまま残してください。そのうえで、音楽チャンネルのアイコンとして使えるように、ヘッドホンをつけて、線をきれいに整えてください。」
何度かやりとりして生まれたのが、今のマスコットです。
並べてみると、こうなりました
レモンの体の丸み、赤いほっぺ、ちょっと得意げな表情。娘の絵の"芯"はちゃんと残したまま、ヘッドホンと音符が足されて、音楽チャンネルの顔になりました。フードの部分にレコードや音符が散らばっているのも、お気に入りのポイントです。
この子は今、チャンネルのアイコンにも、このブログの左上にも、動画のあちこちにも登場しています。
AIの使い方として、これが一番好きかもしれない
AIで絵を作ると聞くと、「ゼロから全部AIに描かせる」イメージがあるかもしれません。でも私は、この「人が描いたものを、AIに手伝ってもらって形にする」使い方が、いちばん好きです。
理由は2つあります。ひとつは、元になる"気持ち"があること。娘が「チャンネルのために」と描いてくれた絵がスタートなので、できあがったキャラにも愛着がわきます。ただの記号ではなく、ちゃんと物語のあるマスコットになりました。
もうひとつは、AIには出せない味を、人が持ち込めること。プロが描いたようなキレイなキャラは、AIに頼めばいくらでも出てきます。でも「この子がこう描きたかった」という、気持ちのこもった線は、指示だけでは再現できません。人が手で描いた原案を土台にすると、AI生成にありがちな"のっぺり感"が消えて、世界に一つの雰囲気が出ます。
AIは、ゼロを1にする道具でもあるけど、
誰かの1を、大事に育てる道具にもなる。
音楽もサムネもタイトルも、このチャンネルはAIと二人三脚で作っています。でも、その真ん中にいるマスコットが「家族の手描き」から生まれたことは、ちょっと自慢です。これからも、この子と一緒に季節の音楽を届けていきます。
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